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南海トラフ地震臨時情報について

ページID:0025564 更新日:2024年4月30日更新 印刷ページ表示

南海トラフ地震臨時情報とは

 南海トラフ沿いにおいて異常な現象が観測され、南海トラフ地震の発生可能性が高まった場合に、気象庁から発表される情報のことです。

 例えば、想定震源域の東側で大規模な地震が発生した場合に、連動して西側でも大地震が起きる可能性があります。過去には実際に、想定震源域の東側と西側において、時間差で大規模地震が発生したケースがあります。

  • 1854年安政東海地震の「約32時間後」に安政南海地震が発生
  • 1944年昭和東南海地震の「約2年後」に昭和南海地震が発生

 南海トラフ地震臨時情報が発表された際は、後発の大規模地震の発生に備え、国や県・市町等からの呼びかけに応じた防災対応をとりましょう。

過去の南海トラフ地震

 南海トラフ沿いにおける異常な現象 3パターン

1.半割れケース

想定震源域内のプレート境界においてM8.0以上の地震が発生した場合
(なお、想定震源域の7割程度以上が破壊された段階でも、未破壊領域でも引き続き大規模地震が発生する可能性は否定できないため、「半割れケース」として取り扱われます。

2.一部割れケース

想定震源域のプレート境界においてM7.0以上、M8.0未満の地震が発生した場合
(なお、想定震源域のプレート境界以外や、想定震源域の海溝軸外側50km程度までの範囲で発生したM7.0以上の地震についても、「一部割れケース」として取り扱われます。)

​ 3.ゆっくりすべりケース

ひずみ計等で有意な変化として捉えられる、短い期間にプレート境界の固着状態が明らかに変化しているような通常とは異なるゆっくりすべりが観測された場合

南海トラフ地震想定震源域

南海トラフ地震臨時情報の種類

 臨時情報は、情報の受け手が防災対応をイメージし、適切に実施できるよう、南海トラフ沿いで発生した異常な現象に応じて、キーワードを付して発表されます。

例:南海トラフ臨時情報(巨大地震警戒)など

​​調査中

観測された異常な現象が南海トラフ沿いの大規模な地震と関連するかどうか調査を開始した、または調査を継続している

■発表条件

想定震源域またはその周辺でM6.8程度以上の地震が発生した場合や、通常とは異なるゆっくりすべりが発生した可能性がある場合

​​巨大地震”警戒”

巨大地震の発生に警戒が必要

■発表条件

想定震源域内でM8.0未満の地震が発生した場合 ※​​半割れケース

巨大地震”注意”

巨大地震の発生に注意が必要

■発表条件

・想定震源域内でM7.0以上、M8.0未満の地震が発生した場合

・想定震源域の周辺などでM7.0以上の地震が発生した場合

・地殻変動など異常な現象が観測された場合   ※一部割れケース または​ ゆっくりすべりケース

調査終了

(巨大地震警戒)、(巨大地震注意)のいずれにも当てはまらない現象と評価した 

 臨時情報発表の流れ

 南海トラフ付近でM6.8程度以上の地震が発生した場合やプレート境界で通常とは異なるゆっくりすべりが発生した場合、国が調査を開始するとともに、気象庁が臨時情報の種別として「調査中」を発表します。
その後、国の「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」の結果により、臨時情報の種別として「巨大地震警戒」、「巨大地震注意」、「調査終了」のいずれかが発表されます。

地震発生後の防災対応の流れ
「南海トラフ地震 -その時の備え-」(外部サイトへリンク)<外部リンク>(内閣府/気象庁)から引用

取るべき行動

 後発の大規模地震の発生に備え、国や県・市町等からの呼びかけに応じた防災対応をとりましょう。

巨大地震”注意”が発表された場合

日頃からの地震への備えを再確認

日頃からの地震への備えの例

日頃からの地震への備え

※「南海トラフ地震 その時の備え-」(内閣府/気象庁)から引用​

巨大地震”警戒”が発表された場合

避難検討対象地域の事前避難

■南海トラフ臨時情報(巨大地震警戒)が発表された場合、市では避難検討対象地域(津波が到達する前から、地震による堤防崩壊などにより30cm以上の浸水が30分以内に生じると想定されている地域)にお住まいの、要配慮者(高齢者・障害者・乳幼児等避難に時間を要する方)に対して、1週間の事前避難を呼びかける「高齢者等避難」を発令します。
 南海トラフ臨時情報(巨大地震警戒)が発生する条件である、想定震源域内のプレート境界においてM8.0以上の地震が発生した場合、(たとえその地震が想定震源域内の東側で起こったものであったしとても)地震による津波が起こると想定されます。
 地震発生による大津波警報・津波警報・津波注意報が発令された後に避難し、それらが解除されたとしても避難検討対象地域にお住まいの要配慮者は引き続き1週間避難を継続するようにしてください。
 ※最初の地震発生による大津波警報・津波警報・津波注意報解除後、同地域に対して「高齢者等避難」を発令します。
避難検討対象地域
中津町の一部/前塩屋町1丁目の一部/土器町東8丁目の一部/土居町3丁目の一部/塩屋町1丁目の一部/塩屋町3丁目の一部/天満町1丁目の一部/新浜町1丁目の一部/新浜町2丁目の一部/津森町の一部/西平山町の一部
 詳しい地域に関しては、県が公表している『浸水深30cm到達時間予測図(最大クラス)<丸亀市・宇多津町①>』の紫色と赤色の範囲をご覧ください。
 
丸亀市 浸水深30cm到達時間予測図 [PDFファイル/3.65MB]

日頃からの地震への備えを再確認

■避難検討対象地域以外の方は、「巨大地震”注意”」発表時と同様に、日頃からの地震への備えを再確認してください。
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