脳脊髄液減少症について

最終更新日: 2018年3月24日

 
◆脳脊髄液出症(脳脊髄減少症)に関する情報◆
 
脳脊髄液減少症とは何らかの理由で脳脊髄液が減少し、頭痛や様々な全身症状が現れる疾患です。脳脊髄液減少症特有の症状に起立性頭痛がありますが、必ずしも全ての患者に現れるとは限りません。全身症状についても個人差が激しく、脳脊髄液減少症との因果関係が立証されていないものも数多くあります。
 
診断基準
 平成23年10月14日、厚生労働省の脳脊髄液減少症の診断・治療法の確立する研究班がまとめた、「脳脊髄液漏出症画像判断基準・画像診断基準」が了承・承認されました。
 
検査・治療等
1.検査
 造影MRI,RI脳シンチグラムなどの画像診断が主なものです。平成22年4月から、診断のための検査については健康保険が適用されています。
 
2.治療
 保存的治療⇒2週間程度の臥床安静、十分な水分補給を行います。その他、硬膜外に血液を注入するブラッドパッチ療法があります。ブラッドパッチ療法とは、硬膜外に患者さん自身から採取した血液を注入し、髄液が漏れていた部分を塞ぐ治療法です。平成28年4月1日から、施設基準の届け出を行った医療機関において保険診療の適応となりました。
 
 
診療が可能な医療機関
香川県内で脳脊髄液減少症の診療が可能な医療機関は、香川県ホームページをご覧ください。
 
脳脊髄液減少症の発症原因と症状
※脳脊髄液減少症の発症原因や症状は、脳脊髄液漏出症・低髄液圧症候群の病態もほぼ同じです
●発症原因
  交通事故やスポーツ障害など体や頭への強い衝撃、脱水、出産時等のいきみ、
  穿刺、原因不明など
 
●症状
・起立性頭痛
起立すると髄液の減少のために脳が下垂して、頭蓋底部の硬膜に異常な圧が加わり、激しい頭痛を生じます。この頭痛は、横になると軽減するという特徴があります。(必ずしも現れるとは限りません)
 
・その他
頭痛(片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛など)、頸部痛、頭重感、聴覚過敏、光過敏、全身倦怠感、疼痛、めまい、吐き気、脳神経症状、自律神経症状、内分泌異常、免疫異常、睡眠障害など
 
 
※外傷が原因の場合
交通事故やスポーツ障害など、頭や体に強い衝撃を受けた場合、表面的な外傷がなくても脳脊髄液減少症の発症と同時に、脳や頸部を損傷している可能性があります。それぞれの損傷によって、診断・治療可能な医療機関が異なりますので、ご注意願います。
 
※症例
頚部組織の損傷(主に整形外科)   椎間関節症
                        胸郭出口症候群など
脳損傷(脳外科・神経内科等)     高次脳機能障害
                        軽度外傷性脳損傷など
 
 
<子供の脳脊髄液減少症>
 
子供(18歳以下)の脳脊髄液減少症は大人とは異なった特徴があります。小学生、中学生、高校生と、成長の過程によって症状の現れ方や対処の仕方、問題点なども異なります。
また、大人の診断方法が当てはまりにくいと言われています。
 
小学生
 自分の症状を表現する力に欠ける傾向にあります。よほどひどい頭痛がない限り、脳脊髄液減少症と気付きにくいのが特徴です。保護者や養護教員など、周囲の大人の注意が必要です。小児にはブラッドパッチ治療は負担が大きいため、保存療法(臥床安静・水分補給)で回復することが望ましいとされています。
中学生
 体育の授業や部活が原因で発症する機会が増えます。また、急激に身長が伸びる時期でもあるため、起立性調節障害との区別が難しくなります。欠席日数が増えることで、高校進学等に影響が出ることが大きな問題となっています。
高校生
 中学生と同様の傾向にありますが、より大人に近い体格となっているため、脳MRIなどで診断できるケースが増えてきます。高校では欠席日数や単位不足により、進級や卒業に影響が出ることがあります。
 
健康課からお知らせ
脳脊髄液減少症については、原因・症状もさまざまです。また自分で体の不調を訴えることが難しい場合もあり、周囲の人の気づきが本人の方への助けになります。
何かご心配なことがありましたら、ご相談ください。
 
 
 

情報発信元
健康課
TEL:0877-24-8806
FAX:0877-24-8830
EMAIL:kenko-k@city.marugame.lg.jp
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