正覚院 木造観音菩薩像

画像:正覚院 木造観音菩薩像檜材の寄木造、漆黒の高さ99.3cmの坐像。正覚院の本尊仏で33年目ごとに開扉する秘仏となっている。鎌倉初期の中央作で、かなり優れた仏師の手になるものとされている。
頭に宝髻と天冠台をいただき、正面に如来立像を植え、髪には細かな髪筋を刻んでいる。卵形に近い顔に両目を明快に刻み、ほほには膨らみがあり、引き締まった唇は細い線で縁どられている。
左手は、蓮の花を持ち、右手をこれに添える形で印を結んでいる。衣紋は深く、極めて鋭く、極めて巧みな刀法で刻まれ、しかも翻波式の名残を見せ、その意匠も心利いたものがあり、優れた観音菩薩坐像である。


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