夫婦倉(生ノ浜)

画像:夫婦倉(生ノ浜)木造本瓦葺の土蔵で、二連式になっているため夫婦倉と呼ばれている。薪廻船業であった「新屋」の土蔵で、棟札によれば嘉永5年(1852)、生ノ浜の棟梁・物部喜代七によって、生ノ浜の海岸近くに建てられた。新家は、江戸時代に北前廻船業をしていたが、後に九州や徳島から大坂への薪運送を手掛けていた。
二連式の土蔵形態は珍しく、外側の壁は漆喰塗り、腰の部分はナマコ壁で、内部は別棟2階建ての構造になっている。
江戸時代末期から百数十年を経て、風雪にさらされ荒れていたが、昭和61年に市の指定文化財になってから、原型のまま同じ生ノ浜に移転・復元工事が行われ、現在は往年の美しい姿を取り戻している。
往時の塩飽廻船の繁栄ぶりを物語る数少ない、貴重な歴史遺産である。


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