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島で子育てをする良さを発信していきたい
本島在住/大石 佑紀さん
大石さんは仕事のため、高松に住んでいましたが、かねてから実家のある丸亀で働きたいと思っていました。そんなとき、本島唯一のカフェ、「本島スタンド」の求人募集が目に留まり、オープニングスタッフとして働くことに。最初は島の方言が分からず、困ることもあったそうですが、しばらくすると島にも馴染み、2年前には島の漁師・一仁さんと結婚。本島へ移り住みました。今は3か月になる愛娘、心音ちゃんの子育てに奮闘中です。「ここなら、子どもが泣いても迷惑がかかりません。必要なものは通販でそろいますし、いざというときは救急船が出ます。島で子育てをする良さをもっと伝えていきたいですね」。
大石さんは、一仁さんが部長を務める「本島さかな部」のマネージャーもしています。「本島さかな部」は、子どもたちの魚離れを食い止めようと、魚の魅力を発信する団体。地引き網や調理体験などのイベントも開催してきました。「若い人に本島の魅力を知ってもらえるよう、これからもいろいろと挑戦します」と話すのは、一仁さん。
子どもが健やかに育つ島として、本島をPRしたいという二人の思いは、活動としても着実に進んでいます。