本文
正覚院 毘沙門天像
高さ106.4cm、檜材の寄木造、彫眼の立像で鎌倉時代初期の作。宝髻、天冠台をいただき、地髪はまばら彫りである。目は怒り、口を閉じ、顔をやや左向きにしている。左手に宝塔を掲げ、右手は振り上げて戟を持ち、右足を少し上げて邪鬼を踏み付けている。
面相は、不動明王像と同じように肉どりに粘りがあり、大ぶりの衣のしわの刀法にも共通の作風が見られ、彫りに共通するところがあるなど、脇侍の2躯は同一作者の製作と認められる。
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高さ106.4cm、檜材の寄木造、彫眼の立像で鎌倉時代初期の作。宝髻、天冠台をいただき、地髪はまばら彫りである。目は怒り、口を閉じ、顔をやや左向きにしている。左手に宝塔を掲げ、右手は振り上げて戟を持ち、右足を少し上げて邪鬼を踏み付けている。
面相は、不動明王像と同じように肉どりに粘りがあり、大ぶりの衣のしわの刀法にも共通の作風が見られ、彫りに共通するところがあるなど、脇侍の2躯は同一作者の製作と認められる。