本文
正覚院 延宝五年宥算在銘梵鐘
正覚院の仁王門を入ったところの袴腰鐘楼に釣るされている鐘である。寛永年間(1624~1644)に、塩飽の年寄宮本伝左衛門は亡父伝太夫道意の追善供養のため、巨鐘をこの寺に寄進したが、やがて損傷して美しい鐘の音が聞けなくなった。
そこで、長年北国の廻舟に従事し、常に海難を逃れてきた信心厚い舟持衆が話し合い、仏恩への感謝と海上安全祈願のため、延宝5年(1677)住持義全の時に、新しい鐘を寄進したのがこの鐘である。
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正覚院の仁王門を入ったところの袴腰鐘楼に釣るされている鐘である。寛永年間(1624~1644)に、塩飽の年寄宮本伝左衛門は亡父伝太夫道意の追善供養のため、巨鐘をこの寺に寄進したが、やがて損傷して美しい鐘の音が聞けなくなった。
そこで、長年北国の廻舟に従事し、常に海難を逃れてきた信心厚い舟持衆が話し合い、仏恩への感謝と海上安全祈願のため、延宝5年(1677)住持義全の時に、新しい鐘を寄進したのがこの鐘である。