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協働のまちづくりセミナーを開催しました

ページID:0021438 更新日:2023年11月24日更新 印刷ページ表示

協働のまちづくりセミナーを開催しました!

協働のまちづくりセミナー

 

 令和5年12月22日(金曜日)に、瀬戸内中讃定住自立圏 協働のまちづくりセミナー「地域おこし協力隊がまちを変える!~協働のまちづくりへの期待~」を開催しました。セミナーには、瀬戸内中讃定住自立圏域の丸亀市、善通寺市、琴平町、多度津町、まんのう町にお住まいの方や行政職員など、88名の方にご参加いただきました。

 

 ◆日時◆

 令和5年12月22日(金曜日) 13:30~15:30 (開場 13:00)

 

 ◆場所◆

 丸亀市市民交流活動センター マルタス1階 多目的ホール1.2

 

 ◆主催◆

 丸亀市・善通寺市・琴平町・多度津町・まんのう町

 

セミナーの様子

「地域おこし協力隊」ってどんな制度?

 最初に、まんのう町地域振興課の松下 信重さんより、地域おこし協力隊の制度説明を行いました。地域おこし協力隊とは、都市部から過疎などの条件不利地域へ移住し、地域ブランドや地場産品の開発・PR・販売等の産業支援や農林水産支援など、地域創生へつながる活動を行いながら地方への定住・定着を図る制度です。地域おこし協力隊の任期はおおむね1~3年で、その後は地域で就業、起業を行う方もいます。

地域おこし協力隊制度説明

善通寺市での活動報告

 善通寺市での活動報告は、地域おこし協力隊の臼井 俊行さんと甲山寺で企画・広報を担っている杉本 理恵さん、善通寺市政策課の髙木 博昭さんが登壇し、日々の活動や実施した事業、それぞれの目線から考える「協働のまちづくり」のキーワードを発表しました。

 少子高齢化や中心市街地の空き家の増加など衰退が進む善通寺市では、「新しい風・協働のまちづくりの起爆剤」となることを期待し、令和元年から積極的に地域おこし協力隊の採用を開始しました。

 臼井隊員の考える協働のまちづくりのキーワードは「あるものをいかす」。善通寺市内のケーキ屋や和洋菓子店、パン屋など広く”おやつ屋”と呼ばれる店を紹介した冊子「善通寺市 おもちかえり おやつ天国」の作成など、様々な事業を行った経験から、埋もれてしまっている魅力や切り口を変えることで見えるものを観光資源として活用し、そのまち“らしさ”をいかすことが大切だと語りました。

 杉本さんの考える協働のまちづくりのキーワードは「耳を傾け、寄り添う」。すべての人の想いをかなえることは難しいが、なるべくみんなの話を聞き、想いに寄り添うことを大切にしていると語りました。甲山寺では、一人一人の願いをかなえる「そわか守」というお守りがあります。これは、参拝に来られた方の願いを聞き、みんなの想いに寄り添うことができないかと考え、作られたお守りです。

善通寺市活動報告

琴平町での活動報告

 琴平町での活動報告は、地域おこし協力隊の王(ワン) 迎歡(イン ファン)さんと葉(ヨウ) 乃方(ナイホウ)さん、株式会社中野屋の代表取締役 羽藤 裕子さん、琴平町企画防災課の森本 卓也さんが登壇し、発表を行いました。

 王隊員、葉隊員は、インスタグラムやFacebookなどによる情報発信に力を入れています。また、琴平町と友好交流協定を締結している、台湾の新北市瑞芳区とのコロナ禍でのオンライン交流なども行っています。2人は、3年という短い任期で地域を変えることは難しいため、国際交流を通して地域に刺激を与えること、地元への関心、意識をしてもらうこと、関係人口を作り、育てることの3つを軸として活動を続けています。地域活性化のサポートには、地域住民とのコミュニケーションを通して信頼を得ることがとても大切だと語りました。

 また、羽藤さんは、協力隊の2人が琴平町商工会と開催した秋夜市への参加や、琴平中学校と瑞芳中学校の交流の際のホストファミリーとして学生の受け入れを行いました。地域おこし協力隊との交流を持ち、一緒に活動することで、自分の住むまちへの誇りを持ち直すきっかけや、新しいことを始める気持ちを高めることにつながったと語りました。

琴平町事業報告

パネルディスカッション

 最後に、香川大学副学長 経済学部教授の原 直行さんがファシリテーターを務め、善通寺市、琴平町の登壇者とパネルディスカッションを行いました。パネルディスカッションでは、善通寺市、琴平町それぞれの地域おこし協力隊が思う、事業を行っているなかでうまくいっていること、うまくいっていないことを発表し、解決策を出し合いました。

 また、原教授は、地域づくりは1年2年ではなく、10年という単位でみていくことが大切だということを最後に皆さんにお伝えしたい、と語りました。

パネルディスカッション

 セミナーの参加者からは「実際に活動している協力隊の話を聞くことができてよかった」や、「あるものをいかす、というキーワードがとても印象に残った」などの声のほか、「登壇者の方々が、自分の経験を踏まえてお話しされている様子を見て、人が集まり、知識・経験を共有しながらまちづくりについて考えることに意義があると思った」など、それぞれの立場で今後の活動のヒントを得られた様子でした。

 

 協働のまちづくりセミナーチラシ [PDFファイル/3.73MB]

 協働のまちづくりセミナー参加者アンケート集計結果 [PDFファイル/1.03MB]

 

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