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丸亀市国民健康保険の財政状況
丸亀市国民健康保険の財政状況についてお知らせします。
丸亀市国民健康保険特別会計決算状況 [PDFファイル/84KB]
丸亀市国保特別会計の収支は、平成20年度に赤字が発生して以降、毎年、翌年度予算からの繰上充用や赤字補填目的の一般会計繰入金(国保会計収支安定分繰入金)で対応するなど、非常に厳しい財政運営をしてまいりました。
その間、国保収支を改善し、安定した国保運営を図るため、国保税率の見直しをはじめ、コンビニ収納の実施、納期の変更(6期から8期へ)、ペイジー導入(口座振替推進)などの納税の利便性を図りながら歳入面での収納率向上等に取り組むとともに、歳出面では、データヘルス計画を策定し、特定健診受診率の向上、糖尿病性腎症重症化予防及び後発医薬品の普及等、医療費適正化等に向けた効率的な保健事業を推進してまいりました。
その結果、平成25年度に累積収支(歳入総額-歳出総額)は黒字に、平成27年度に赤字補填繰入金はあるものの単年度収支(前年度繰越金等除く)も黒字となり、平成28年度には、一般会計からの赤字補填繰入が解消されたところです。
平成30年4月から国保の県単位が施行され、県も保険者に加わり、県が財政運営の責任主体として、市町とともに安定した国保財政、効率的・広域的な事業運営を担っています。
しかしながら、被保険者の高齢化、現役世代の減少に伴う保険税収入の減少、一方で、一人当たり医療費は年々増加するなど、国保を取り巻く状況は依然、厳しいものがあります。
そうしたことから、将来にわたって、国民皆保険の要となる国保を持続可能な医療保険制度として安定した運営を維持していくためにも、国や県、関係機関とも連携しながら、引き続き取り組んでまいります。