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「まるがめ学生ボランティア・アワード2024」が開催されました
まるがめ学生ボランティア・アワード2024
令和6年3月21日(木曜日)に、まるがめ学生ボランティア・アワード実行委員会が主催する、「まるがめ学生ボランティア・アワード2024」が生涯学習センターで初開催され、約100名が来場しました。このアワードは、丸亀市でボランティア活動を行う6グループの高校生・専門学生・大学生が1年間の活動を振り返り、活動報告を行うとともに、4つの高校のボランティア部の中から、審査委員による審査と来場者の投票により大賞を選ぶものです。第1回となる今回は、大手前丸亀高校の「大手前丸亀高校広報委員会」が大賞を受賞しました。
まるがめ学生ボランティア・アワード実行委員会とは、「まるがめ高校生ボランティア部」がボランティア・アワード開催のために立ち上げた組織で、20名ほどの高校生が所属しています。「まるがめ高校生ボランティア部」は、丸亀市社会福祉協議会が実施する事業の一つで、丸亀市内や近隣の高校生が集い、令和5年6月に設立されました。ボランティア部に所属する学生は、地域の清掃活動やイベントボランティアなど、それぞれ興味のあるボランティアに参加し、地域貢献活動を行っています。また、月に一度定例会を開催し、部員の持ち込み企画や前月の活動、ボランティアの募集について情報共有を行っています。
実行委員会は、アワードの開催に向けて12月から本格的な活動を開始しました。学生たちは、11月に岡山県で開催された「岡山高校生ボランティア・アワード」を見学するなど、初開催となる「まるがめ学生ボランティア・アワード」の企画・運営や役割分担などに苦戦しながらも、積極的にアワードの実施に向けた準備を行ってきました。
アワード当日は、実行委員会が設営・準備等を行い、スムーズな進行で発表が始まりました。まず、ボランティア・アワード実行委員会より、まるがめ高校生ボランティア部の活動について発表し、その後、丸亀城西高校、飯山高校、大手前丸亀高校、松陰高校丸亀校、四国医療専門学校、同志社大学の順に活動発表を行いました。
丸亀城西高校ボランティア部の「team SJ」は、丸亀市の魅力発信のため、さぬき広島でのイベントボランティアや丸亀城でのボランティアガイドとして活動しました。広島や丸亀城でのボランティアを通して様々な方との交流やコミュニケーションを取ることができた、と話されました。
飯山高校ボランティア部は、地域で行われる活動のお手伝いをすること、活動を通して地域の方々と交流を深めることを目的に活動しており、子ども食堂でのボランティアやイベントでの模擬店の企画・運営を行いました。また、地域の福祉センターで清掃ボランティアを行うなど、幅広く活動を行い、地域の方から「ありがとう」という言葉をかけてもらったことで感謝を伝え合うことの大切さを再確認することができました。
大手前丸亀高校の「大手前丸亀高校広報委員会」は、丸亀市を過ごしやすいまちにすることを目標に活動しています。「思いをカタチに」を合言葉に、清掃活動隊「えころとんぐ。」による海・川・陸のゴミ拾いや、ごみをごみにしない活動隊「To-gather」による食品・文具・本の回収などを行ってきました。また、大手前丸亀高校から徒歩圏内のお店や団体を訪問・インタビューする「まちをしる」隊の活動も行っており、様々なボランティアを通して多くの人とつながることができた、と話されました。
松陰高校丸亀校ボランティア部は、丸亀市の地域の人と関わるきっかけを作り、地元の良さを再発見できるような活動を行っています。さぬき広島での清掃活動やイベントスタッフ、募金活動を通して様々な人と交流することができ、改めて人と関わることの大切さと楽しさを感じることができました。また、地域の人と関わりを持つこと、少し外へ出ることで見えるものが違うということを発見できた、と話されました。
四国医療専門学校の「459ボランティアクラブ」は、看護に必要な「自主性・主体性」を身につけること、地域とのつながりを広げ幅広い世代と交流すること、活動を通してボランティアを身近に感じてもらうことを目的に活動しています。献血のボランティア、デイサービスセンターでのボランティア、清掃ボランティアやクリントピア丸亀でのイベントボランティアなど、看護や医療に関するものだけでなく幅広い活動を行ってきました。活動の中で多くの地域の人とコミュニケーションを取ることができ、「誰にでもできるの?」とボランティアを身近に感じてもらうことができた、と話されました。
最後の同志社大学「さぬき広島ボランティ愛ランド」は、若い世代と島民のニーズと課題をマッチングすることによって解決することを目的として活動しています。さぬき広島への学生ボランティアやフィールドワークの受け入れ、島の清掃活動や島イベントのスタッフ活動としてボランティア活動を行いました。そこで同年代の学生との交流を深めることができ、新たな発見や刺激を受けることができた、と話されました。
学生たちの活動発表の総評として、審査委員長の香川大学地域人材共創センター 大村隆史さんは、「学生時代に経験したボランティア活動は、これからの人生においてかけがえのない大切なものとなると思います。丸亀市全体のボランティア文化の高まりを感じることのできたアワードでした。」と話されました。
丸亀市社会福祉協議会では、高校生ボランティア部の部員を募集しています。詳しくは、丸亀市社会福祉協議会ホームページをご覧ください。また、「まるがめ学生ボランティア・アワード2024」についてはマルタスホームページにも掲載しておりますのでぜひご覧ください。
▼丸亀市社会福祉協議会ホームページ
https://www.marugame-shakyo.or.jp/news/info/entry-1259.htm<外部リンク>
▼マルタスホームページ
https://marugame-marutasu.jp/introduction/event-report/entry-12607.html<外部リンク>