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重層的支援体制整備事業が始まります
丸亀市では、令和7年4月から、地域共生社会実現のための手法として、重層的支援体制整備事業を始めます。
「地域共生社会」とは、制度・分野ごとの縦割りや「支え手」「受け手」という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が参画し、「人と人」、「人と地域資源」が世代や分野を超え、つながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともにつくっていく社会を指します。
重層的支援体制整備事業とは?
市全体でつながり続ける支援体制の構築をめざします
重層的支援体制整備事業は、既存の高齢、障がい、こども、生活困窮の相談支援等の取組を活かしつつ、「属性を問わない相談支援」、「参加支援」(多様な社会参加に向けた支援)、「地域づくりに向けた支援」を一体的に実施し、地域住民の複合化・複雑化した支援ニーズに対応する包括的な支援体制を構築するものです。
5つの事業で構成されています
重層的支援体制整備事業を構成する事業は5つあり、社会福祉法に規定されています。
各事業を一体的に実施することで、セーフティネットの充実を図ります。
事業名 | 事業概要 |
---|---|
包括的相談支援事業 |
・属性や世代を問わず包括的に相談を受け止める ・支援機関のネットワークで対応する ・複雑化・複合化した課題については適切に多機関協働事業につなぐ |
参加支援事業 |
・社会とのつながりを作るための支援を行う ・利用者のニーズを踏まえた丁寧なマッチングやメニューをつくる ・本人への定着支援と受け入れ先の支援を行う |
地域づくり事業 |
・世代や属性を超えて交流できる場や居場所を整備する |
アウトリーチ等を通じた継続的支援事業 (社会福祉法第106条の4第2項第4号) |
・支援が届いていない人に支援を届ける ・会議や関係機関とのネットワークの中から潜在的な相談者を見つける ・本人との信頼関係の構築に向けた支援に力点を置く |
多機関協働事業 (社会福祉法第106条の4第2項第5号) |
・市町村全体で包括的な相談支援体制を構築する ・重層的支援体制整備事業の中核を担う役割を果たす ・支援関係機関の役割分担を図る |
(出典:重層的支援体制整備事業について/地域共生社会のポータルサイト/厚生労働省)
厚生労働省 地域共生社会のポータルサイト<外部リンク>
丸亀市での事業全体の実施イメージは次の図のとおりです。
丸亀市における重層的支援体制整備事業実施イメージ
困りごとはまず相談しましょう
困ったことがあれば、まずは身近な窓口に相談しましょう。また、日ごろから人とのつながりを大切にし、お互いに気にかけあって、気になること、心配な人がいたら相談につなぐことも重要です。
市では、市民の皆さんが抱える困りごとの相談を受け止め、必要に応じて関係課・関係機関と連携して支援を行います。