ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 行政情報 > 市政運営・行政改革 > 市民活動・協働 > 令和6年度 協働のまちづくり講演会「人と世代をつなぐ地域づくり」を開催しました

本文

令和6年度 協働のまちづくり講演会「人と世代をつなぐ地域づくり」を開催しました

ページID:0029275 更新日:2024年12月25日更新 印刷ページ表示

令和6年度第2回協働推進研修チラシ

 

 令和6年11月21日(木曜日)に、東京都立大学法学部教授 大杉 覚(おおすぎ さとる)さんをお招きし、協働のまちづくり講演会「人と世代をつなぐ地域づくり」を開催しました。講演会には、瀬戸内中讃定住自立圏域の丸亀市、善通寺市、琴平町、多度津町、まんのう町にお住まいの方や行政職員など、122名の方にご参加いただきました。

人と世代をつなぐ地域づくり

人と世代をつなぐ地域づくり1

 現在、「コロナ禍による地域活動等の消極化」、「地域活動の担い手不足」、「自分の住む地域への誇りや愛着など、シビックプライドを持ったまちづくりへの取り組み方」が全国的なまちづくりにおける課題となっています。 

 地域づくりには、地域の人たちが自発的な動機に基づいて、当事者意識を持って取り組む「自発の原則」、自前の地域資源を活用し、まちへの誇りや愛着を醸成する「自前の原則」、地域外資源を自在に活用し、”関わりしろ”を拡張する「自在の原則」の3原則があります。大杉さんは、「この原則がまちづくりを行っていく上での基本となり、3つのバランスを考えながら取り組んでいくことが重要です。」と話されました。

人と世代をつなぐ地域づくり2

 地域の担い手には、行政や住民、活動団体、学校、企業などの事業所など様々な主体があります。それぞれの主体は、地域のプラットフォームに属し、バラバラに地域活動を行うのでなく、連携し合い、つながり合いながら地域づくりを行っていく必要があります。また、地域の担い手はその土地に住む人だけではありません。丸亀市の自治基本条例においては、市内に住む人のほかに、市内に通勤・通学する人や、市内で事業や活動を行う人も「市民」であり、丸亀市の担い手です。また、大切なのは住民の数ではなく、人と人とをつなぐ糸の本数を増やす関係性づくりです。

 関係性づくりには、多様な主体間での参加と協働が必須です。さらには、参加と協働をより実質的なものにするための対話と共創が鍵となります。いろいろな人たちと関わり、話し合っていく場を作っていくことで、これまで関わりのなかったまちづくりの担い手同士がつながっていきます。これを大杉さんは「チーム我がまち」と呼ばれており、サラホカ(さらっとしたほかほか)な関係づくりにつながります。

人と世代をつなぐ地域づくり3

 サラホカな関係づくりや「人材の好循環」のためには3つのポイントがあります。1つ目は、「地域づくりに”巻き込む”はNG」です。上から目線の「巻き込む」はNGワードです。ワクワク感で「誘い合わせる」ことで連携・交流の関係づくりを目指すことが大切です。2つ目は、「コンセプトは”楽しい”」です。若年世代が「楽しい」と感じる提案を積極的に後押しすることで、「”楽しい”で誘い合わせる」を引き出すことができます。最後は、「課題解決から入らない」ことです。課題解決は入口でも出口でもありません。多様な活動がマッチングされる中で「分かち合い」、「支え合い」による、寄り添う姿勢を通じて問題解消や課題解決が図られます。 

 地域活動において、あたたかいけれどもさらっとした「サラホカ」な関係性が、まちづくりを持続可能なものにしていくために大切だと感じました。また、行政が使いがちな「巻き込む」や「課題解決」という言葉ではなく、「楽しい」で「誘い合わせる」を目指した連携・交流の関係性を構築していく、というお話がとても印象的でした。ご講演いただいた内容をこれからの業務や地域活動へ活かしてまいりたいと思います。

 

 ◆日時◆

 令和6年11月21日(木曜日) 14:00~16:00 (開場 13:30)

 

 ◆場所◆

 丸亀市市民交流活動センター マルタス1階 多目的ホール1.2

 

 ◆講師◆

 東京都立大学法学部教授 大杉 覚(おおすぎ さとる)さん

 

 ◆募集人数◆

 100人(要申込) 入場無料

 瀬戸内中讃定住自立圏域(丸亀市・善通寺市・琴平町・多度津町・まんのう町)にお住まいの方、地域づくりに関心のある方のご参加をお待ちしております。

 

 ◆主催◆

 丸亀市地域づくり課

 

 ◆共催◆

 一般財団法人 自治研修協会

 

 ▼チラシのダウンロードはこちら

協働のまちづくり講演会「人と世代をつなぐ地域づくり」チラシ [PDFファイル/1.46MB]

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)