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認知症の人との関わり方
認知症の人とともに生きる周囲の方へ
認知症の人とコミュニケーションをとるときには、接し方次第で症状が安定したり悪化したりする場合があります。誰もが認知症の知識を正しくもち、できなくなったことや失敗にばかり注目せず、その人の個性や意思などを尊重した上での接し方の方法を理解することが大切です。
基本の考え方
人から突然声をかけられると、誰でもびっくりします。まずは見守り、必要に応じて声をかける時にも、正面から一人で目線を合わせながら声をかけたり、おだやかにはっきりした口調で話したりなど余裕をもって接しましょう。また、本人の話に耳を傾けたり、子ども扱いしないなど、本人の意思や自尊心を尊重する接し方を心がけることも大切です。
●本人の視点に立ち接する
- 「認知症の人」ではなく、○○さんが認知症になっただけと変わらず接する
- 本人が得意なこと、少し頑張ればできることはお願いする
- 本人の考え、希望について本人と話し合って決める
●丸亀市認知症ケアパス
経過と対応、支援の流れ[PDFファイル/1.14MB]
●参考:認知症コミュニケーション・ケア技法「ユマニチュード®」
「ユマニチュード」はフランスの体育学の専門家イヴ・ジネストさんとロゼット・マレスコッティさんの40年以上におよぶ病院、施設や家庭での経験から生まれたケアの技法です。これは「あなたのことを大切に思っています」ということを相手が理解できるように伝えるための技術と、その技術を使うときに考えておくべき考え方(これを「ケアの哲学」と呼びます)とでできています。「ユマニチュード」とは「人間らしくある」ことを意味するフランス語の造語です。
ユマニチュードの詳細についてはこちらをご覧ください ➡ 日本ユマニチュード学会<外部リンク>