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「ポリファーマシー(多剤服用)」について
「ポリファーマシー」という言葉をご存知ですか?
ポリファーマシーとは
ポリファーマシーとは、複数を意味する「ポリ」と調剤を意味する「ファーマシー」を合わせた言葉で、多剤服用などと訳されます。
単に服用する薬剤数が多いことではなく、多くの薬を服用しているために、副作用を起こしたり、きちんと薬が飲めなくなったりしている状態をいいます。
多くの病気による複数の医療機関や診療科の受診等により、処方薬全体の把握が困難になることから、処方される薬の種類が増えたり、同じ成分の処方が多くなることなどで生じます。
特に、高齢者は加齢に伴う生理的な変化によって体内で処方薬が効果を及ぼす程度が一般成人とは異なり、多くの薬を服用することがかえって薬物の有害事象を生じさせる大きな原因となっています。
これらを防止するために薬剤の管理を行える「お薬手帳」がありますが、薬局ごとに別の「お薬手帳」を使用するなど、適正な利用に課題があります。
単に服用する薬剤数が多いことではなく、多くの薬を服用しているために、副作用を起こしたり、きちんと薬が飲めなくなったりしている状態をいいます。
多くの病気による複数の医療機関や診療科の受診等により、処方薬全体の把握が困難になることから、処方される薬の種類が増えたり、同じ成分の処方が多くなることなどで生じます。
特に、高齢者は加齢に伴う生理的な変化によって体内で処方薬が効果を及ぼす程度が一般成人とは異なり、多くの薬を服用することがかえって薬物の有害事象を生じさせる大きな原因となっています。
これらを防止するために薬剤の管理を行える「お薬手帳」がありますが、薬局ごとに別の「お薬手帳」を使用するなど、適正な利用に課題があります。
くすりの情報を1冊のお薬手帳にまとめましょう
ポリファーマシーを解決するには、ただ処方する薬の数や量を減らせばいいというわけではありません。
薬を処方する医師、調剤をおこなう薬剤師をはじめとした医療に関わるそれぞれの専門家と情報を共有することが重要です。受診の際は必ず「お薬手帳」を持ち、かかりつけ薬局を利用するなどして、服用する薬について積極的な情報共有をしましょう。
ポリファーマシーに対して関心を持ってもらうためのリーフレット「あなたのくすりいくつ飲んでいますか?<外部リンク>」(出典:厚生労働省)が作成されましたので、ぜひご活用ください。
なお、詳細については、厚生労働省のページをご覧ください。