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協働のまちづくり講演会を開催しました

8 働きがいも経済成長も11 住み続けられるまちづくりを
ページID:0006696 更新日:2023年3月15日更新 印刷ページ表示

 ~協働のまちづくり講演会~
 実践に学ぶこれからの地域づくりへのヒント
 令和4年10月28日(金曜日)に高崎経済大学教授の櫻井常矢さんをお迎えして、協働の
 まちづくり講演会「実践に学ぶこれからの地域づくりへのヒント」を開催しました。
 講義の写真
 以下、講演内容より
 「なぜ今、地域づくりなのか」
 多様化・深刻化する地域の課題が増えてきました。言い換えれば地域の暮らしに
 難しい課題が増えてきたということです。高齢化・人口急減、一人暮らし世帯、
 災害、地域安全、環境保全など、多くの課題があがありますが、特に、「人口急減」
 について考えてみましょう。人口が減ることは決まっていますが、人口が減るスピードが
 速すぎるのです。
 このような社会では、行政だけでは解決できない課題が増え、地域の暮らしを支えることが
 困難になります。だからこそ、地域のチカラが求められているのです。
 ただ、地域の担い手が減少する中、地域の課題を自分たちだけで解決することは困難です。
 自分たちだけで頑張るのではなく、多様な主体との「連携・協働」が必要です。
 そして、だれが上でだれが下ではなく、対等でフラットに繋がれるような仕組みが全国で
 進んでいます。

 「新たな地域づくりの展開」

 事業や活動そのものを地域づくりとは言いません。地域づくりは「プロセス」と
 捉えてください。
 そこに至るまでのプロセスが大切なのです。
 地域の課題が何なのかは一人ひとり認識が違います。年齢や性別、その土地で
 暮らしている期間など様々なので、みんなで話し合わないと本当の課題は見えて
 きません。
 そして話し合いとは、自分の考えや意見が言えることです。
 地域の課題を明らかにすることで、本当に必要な取り組みが何かが見えてくるのだと
 思います。
 そして、人口は減っていきますから「事業を減らすこと、スリム化すること」も
 一緒に考えてください。


 「これからの地域づくりに向けて」
 みなさんに大切にしてほしいことが三つあります。
 まずひとつ目は、目標やビジョンを共有すること。

 「どんな地域にしたいのか」「何のための活動なのか」一部の人だけが分かっている
 のではなく、みんなで共有することが大切です。
 二つ目は、小さな成功体験を重ねること。
 活動する中での小さな変化や努力について「頑張ったよね」「よかったよね」など
 認めあう力がとても大切です。
 三つ目は、話し合いの文化を根付かせることです。
 「会議」と「話し合い」は違います。「会議」は何かを決めるために行います。
 「話し合い」は自由にものが言えることです。遠慮せず本音で話し合える場が
 必要なのです。
 中には、良い考えを持っていても、発言が得意ではない人もいますよね。そんな時は
 「意見を書く」ことを取り入れてみてください。付箋などに書いてみんなで確認すれば
 対等に意見を出し合えます。そのような工夫も必要です。
 最後にみなさんに伝えたいことは「人を育てない社会に未来はない」ということです。
 立派な施設やハードが整っても人を育てない社会に未来はありません。
 「あえて人を育てる」工夫が必要になってきているのです。
 ぜひ今後の取り組みに活かしてください。

 ■日時:令和4年10月28日(金曜日) 午後2時から午後4時
 ■場所:マルタス1階 多目的ホール1・2
 ■講師:高崎経済大学教授(地域政策学部地域づくり学科)
      櫻井 常矢(さくらい つねや)さん
 ■主催:丸亀市
 ■共催:一般財団法人自治研修協会
 ■講演会チラシ [PDFファイル/973KB]
 ■参加者アンケート [PDFファイル/992KB]

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