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丸亀城では7月から始まる「城泊」を前に、宿泊施設として再整備した「延寿閣別館」の見学会を開催しました。
「延寿閣別館」について
1933(昭和8)年12月に丸亀城三の丸に、丸亀市の迎賓館として建設した「延寿閣」。「延寿閣別館」は、連なる貴賓室として建てられました。
別館は木造平屋建てで、延べ床面積約120平方メートル。京極家江戸屋敷の建物から天井や床、欄間、飾り金具などを移築して建設しています。
1985(昭和60)年3月、延寿閣は老朽化のため取り壊されましたが、別館は以後、年に1~2回程度イベントなどで利用していました。
「延寿閣別館」は、築90年余りが経過し老朽化はあるものの、京極家の歴史を今に残す貴重な和風建築物です。持続可能な形でこの文化財を残していくために整備をし、当時の趣を残した宿泊施設になりました。
見学会参加者は美しい庭園や景色を眺めながら、外から建物内を見学し、撮影するなどして、ゆっくりまわっていました。
丸亀城「城泊」は、歴史や文化などに触れるプログラムが組み込まれ、1泊2日朝夕2食付きで2人1組税込126万5千円です。
詳しくは丸亀城 城泊公式ホームページ<外部リンク>をご覧ください。
木の艶やかさと重厚感を感じられる歴史的な空間と景観で、滞在中は時を忘れさせてくれることでしょう。