本文
市では、夏休み恒例の市内小学生とその保護者を対象とした「親子施設見学会」を開催しています。
今年は8月20日・28日に行い、この日は8組21人の親子が参加し、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)を訪れました。
見学では、MIMOCA職員から猪熊弦一郎画伯の紹介、常設展「猪熊弦一郎展 Since1955」、企画展「大竹伸朗展 網膜」の見どころについて丁寧な説明を受けながら、作品を鑑賞しました。
なかでも子供たちの興味を惹き付けたのは、無数の写真や小物で構成された大規模インスタレーション『網膜屋/記憶濾過小屋』でした。
「網膜屋は、どんなお店でしょう?」
というMIMOCA職員からの質問に、思い思いの考えを伝えていました。
また、美術館2階のアートセンターでは、ワークショップ「光でかたまる手作りめがね!~瞳にうつるわたしだけの世界~」を体験。
参加者は、思い思いの色や形でオリジナルデザインのめがねを創作しました。
描いた絵にUVレジン(樹脂)をのせると色合いが変化し、子どもたちからは驚きの声が上がりました。
光を当てて固まり、レンズができあがっていく様子にも興味津々。
不思議な見え方をするレンズに針金をつけて、世界に一つだけのオリジナルめがねが完成しました。
完成しためがねをかけて見せ合ったり、写真撮影をしたりと、参加者たちは笑顔いっぱいの時間を過ごしました。
参加者からは、
「めがねの色がレジンを塗ると、にじむのが楽しかった」
「絵がとてもきれいだった」
「楽しかった」
といった声が寄せられました。参加者は、芸術と創作の楽しさを体感できる一日となりました。