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ゆめ43号企画・高校生座談会

5 ジェンダー平等を実現しよう10 人や国の不平等をなくそう
ページID:0001375 更新日:2022年12月22日更新 印刷ページ表示

男女共同参画情報紙『ゆめ』第43号企画
生活の中にある政治と男女共同参画

紙面に載りきらなかった座談会の模様を公開!!

高校生が感じる、男女共同参画

みなさんは日常生活において、男女の違いによる格差や差別を感じたことはありますか。今回は、市内に通う高校生(10名)に、身近なところ(進学時・就職時)で発生した男女差別問題をテーマに、どう感じたか、どう対応していけばいいかなどの意見を出し合ってもらいました。

メンバー紹介(10名)※氏名50音順

阿河桃子さん(女)・城西高等学校(2年)
岡 昭伍さん(男)・飯山高等学校(2年)
佐藤愛梨さん(女)・飯山高等学校(1年)
島田徹士さん(男)・丸亀高等学校(2年)
田中佑槻さん(男)・村上学園高等学校(2年)
緋田栞那さん(女)・村上学園高等学校(2年)
宮崎拓光さん(男)・藤井高等学校(2年)
宮武奈穂さん(女)・丸亀高等学校(2年)
村上晴紀さん(男)・城西高等学校(2年)
森崎りおんさん(女)・藤井高等学校(1年)

高校生1高校生2高校生3高校生4
高校生5高校生6高校生7高校生8
高校生9高校生10

テーマ1 医学部入試における男女差別問題

医学部の入学試験に女性差別があり女子合格者を減らすための操作が行われていることを巡る様々な問題。東京医科大学の入試の合否判定について、女性などを不利に取り扱う不正な操作が大学当局の主導で行われていたことが、2018年内部調査で明らかになった。これをきっかけに文部科学省の訪問調査が行われ、複数の医学部で性別などによって合格の取り扱いに差を設けていることが判明した。
現在、医学部入試における女性差別対策弁護団による損害賠償請求訴訟が提起され救済等に向けた活動が行われている。

テーマ1は、男性だけ、女性だけのグループ分けとしました。
パンフ画像◀内閣府男女共同参画局作成パンフより

【理由】集団生活において、お互いの違いを尊重しあいルールを決めることで、より良い生活が営めると思います。ルール作りで思い浮かぶのが「政治分野=議会など」であり、国民の男女比は上図のような割合であるにもかかわらず、政治分野は男性優位となっています。
男女別のグループ分けをすることによって、性差による思考や行動に違いが現れるのかどうかを検証し、できれば実体験していただき、現在の政治分野の課題に気づいてもらうことを目的に実施しました。(比較体験として、テーマ2では男女混合としました)
グループ

グループ1(男5名)

  • 自分たちが今受験勉強しているのは実力を見て合否を決めてもらうため。それ以外の要素が合否に影響するなんてたまったものではない。
  • 医療関係は大変だと思う。特に当直や人手不足という面では。女性は子育てをしながら仕事をするのが大変なのかなと感じるし、大学側の言い分も分かる気がする。
  • 女性が子育てをするものと決めつけている考えもおかしい。
    (参加者賛同)
  • (男性有利という今回のテーマは)正直、「自分たち(男)にとっては有利になるからいいじゃん」と考えないこともない。でも、この思いは良いのだろうか。どっちの思いを優先させるのだろう。今回、男性グループだったから、こう言えるけれど、女性がいれば言わないだろう。

グループ2(女5名)

  • 腹立たしいと思った。今、2年生だが、もう受験のことも考えている。私は、文系だが、理系の子にとっては切実な問題。みんながんばっているのに。
  • 疑問でした。なぜ女性だけ?
  • 男女差別は解決しているイメージがあった。まだあるんだと思った。努力してきたのに、勝手な偏見で。
  • 病院で働いていても、男性は育休を取る人は少なく、ずっと休まず働いてくれるというイメージが強いのかなと思います。それに対して、女性は、妊娠出産などで長く休むからと考えられているのかと思う。
  • 大学へ入ることで、将来の職場などが決まる。(就職先も変わるので)不利に扱われるのはあり得ない。
  • 逆に家では女性の方が強い場合もあるかな。

テーマ2 就職活動における男女差別問題

2019年日本労働組合総連合会(略称:連合)が、1,000人に就職差別に関する調査を行ったところ28.3%が「就職活動で男女差別を感じたことがある」と回答。差別経験があると答えた就活生に聞いたところ、最も高かったものが「採用予定人数が男女で異なっていた(43.8%)」であり次に高かったものが「男女で採用職種が異なっていた(42.4%)」というものであった。
男女雇用機会均等法では、労働者の募集、採用に係る、性別を理由とする差別は禁止されている。

テーマ2 就職活動における男女差別問題の画像

グループ1(男3名・女2名)

  • 学校の先生に置き換えて考えてみると、女性教師が出産・子育てとなれば休むわけで、カバーする先生がいなければ自習となる。後々、補習をしないといけないという風になるとやっぱり困る。もともと、そういったことを想定して人員配置をするべきなのに、ぎりぎりの人数しかいないのが問題。
  • 自分たちにも自分(の性)にあった職業はこれといったイメージがあるのでは。
  • 男女差別は昔から続く「イメージ」が根底にある。ただ、経済を成長させながら今後やっていくには男女が協力しあって、やっていく必要がある。そのきっかけというか、日本もできていると考えるものがあって、GGI、日本は健康分野では世界トップレベル。男性も女性も同じように健康でいられるという形が整えられている日本だから、他の分野に関しても、まだ未来は変えられると思う。普通のことやあたりまえと思う環境を自分たちの世代でもっと作っていけるよう、考えていければ良いと思う。
  • 例えば、タクシーは男性というイメージ、確かにある。運転士は、運転ができれば良い。能力があれば、性別は関係ない。
  • 非正規雇用が増える理由は子育てをしながらだと十分に働くことができないから選択しているのかと想像する。日本の場合は、子育ては女性がするという「イメージ」。男性が子育ても半々するという風になれば変わるかもしれない。
  • 「イメージ」を変えないと差別はなくならない。

グループ2(男2名・女3名)

  • 消防士など、男性と女性が試験を受けた場合、男性を雇った方が良いのかな。
  • 法で推奨するだけでは、効果は、あがってこないと思う。どうすれば、差別がなくなるのか難しい問題。
  • 少子化が進んで、生産人口が少なくなっている。ただでさえ(労働者が)少ないのに、男女差別が残ったり改善していかなかったりすると、日本の経済が心配。
  • (環境整備のための)国の財源確保ができれば、女性も安心して育休復帰などできる環境が整うし、良い生活状況になるだろう。企業も不利益を被ることもないのかと思う。
  • (男女の雇用・賃金格差といった経済的不平等があると)将来、ひとり親になったとき(女性が多いので)、収入が少なくて困ると思う。
  • 制度が社会の変化や時代のニーズについていっていない。共働き世帯は年々すごく増えているにもかかわらず、このままだと、もうお母さんは家庭と仕事と両方みないといけない。二重労働。
  • 男性で育休を取った人も、(子育て時間は)一日2時間くらいしか育児しないとか聞くと、男性の意識の低さが見受けられる。男性も変わらないといけない。
  • 男女平等と言っても、正直、学生の時はそこまで(男女差別は)感じない。それを話し合うことが大事。大人の方が、男女差別を感じているので、大人の方が対策するべき。

その他(みんなから出た意見)

  • 差別が生まれる仕組みについて
    男性ができること、女性ができること、それをお互いが十分理解していないため差別が生まれていると思う。分かりあうことが一番大切。
  • 差別問題が起こらないためにどんな工夫が必要か
    • 自分たちのような若者も意見を言いたい。でも発言を受け入れる体制はないと思う。若者の発言を受け入れる体制をつくってほしい。
    • 意見を言いたいと思う人はいると思う。でも「自分一人が言ってもどうにもならない」と考えてしまっている人もいると思う。
    • 発言することは大切。現代はSNSも普及していて、発言する手法もあり、若者でも発言しやすくなった。見てくれたら、自分たちの意見を伝えることもできる。
    • 現在、おじさんだけの政治になっている感じ。女性だけでなく若者のことに取り組んでいない感想を持っている。女性は女性のことを考えて政治ができるし、若者は若者のことを考えて政治ができると思う。そういう議員が増えれば良いし、出てこないといけないと思う。選挙は民主主義だから、選んでいるのは自分たち。だから、男性議員ばかりになっている現状に疑問。日本には男性女性半々いるのだから、選んだ結果、男性議員だけになっているのはなぜなのか。
    • 選ぶ前に立候補者に女性、若者がいないといけない。
    • GGIを見ると、健康・教育・経済はそこそこ良いと思うが政治の分野はひどい。国を作っているのは政治。そこに女性や若者が選ばれていないのが問題。でも選挙に行くのは自分たち。やはり選挙には行かないといけない。
  • 女性の政治への参画はどうしたらいいのか
    • 議員、国会のイメージは男性しかも高齢者。でも改善策は思い浮かばない。女性や若者の意見を平等に聞いて取り扱ってほしい。
    • 女性議員さんが発言しているときに、男性議員さんからヤジが飛ぶ。
    • (女性議員が)育休を取ったら、支持率とか下がりそう。
    • 女性議員の数が少ないというのがありましたが、増やすためには、もう少し(政治家を)身近に感じることが必要。自分には関係ないではなく、議員さんが、何をしているのか、テレビで取り上げているものことしか分からない。自分とは遠くて世界が違うと思ってしまう。だからなりたいと思う人が少ないと思う。

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