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ゆめ47号企画・城北こども園の職場体験・先生を取材

5 ジェンダー平等を実現しよう
ページID:0001376 更新日:2022年12月22日更新 印刷ページ表示

男女共同参画情報紙『ゆめ』第47号企画

ゆめ47号紙面に載りきらなかったインタビュー全容を公開!

令和3年11月18日城北こども園に職場体験にきた丸亀市立東中学校2年、多田羅大耀(たたら たいよう)くんに取材しました。

城北こども園に来た丸亀市立東中学校の3名の画像
(城北こども園に来た丸亀市立東中学校の3名。右端が多田羅大耀くん。)

職場体験にこども園を選択した理由を教えてください

元々子どもが好きで、近所の小学1年生の子とよく一緒に遊んでいることがこども園で職場体験してみたいと思うきっかけでした。

職場体験でどのようなことをしましたか?

絵本の読み聞かせや外で鬼ごっこをしたり砂場で遊んだりしました。僕は5歳児クラスの担当でしたが、お話はできるけど、泣いたりすると気持ちがまだ上手く伝えられないみたいでその時はどうしようと悩みました。でも最後には泣き止ませることができました。

―職場体験でどのようなことをしましたか?の画像1―職場体験でどのようなことをしましたか?の画像2

仕事内容に性別は関係すると思いましたか?

職場体験の中で皆の食器を片付ける時があって、その時は力がいるなと思いました。でも性別は関係ないと思います。女性も男性もどちらも必要だと思います。

どうすれば女性が多い保育職場に男性が増えると思いますか?

職場体験で保育園や幼稚園を希望した子は男子も女子も半々ぐらいの数でした。僕自身、男性が女性ばかりの職場に就くことを気にしたことはないですが、周りには気にしている子もいます。けれど、性別に関係なく働こうという志が大切だと思います。

 

城北こども園の角野智子副園長先生と岡田翠先生に取材しました。

城北こども園の先生に取材しました画像1
(左から岡田翠先生、角野智子副園長先生)

今回職場体験に来た3名全員が男子でしたが、先生方や園児たちはどのように感じましたか?

(岡田先生)こども園の職場体験に女の子が多いのは確かですが、驚いたというよりは、保育士になりたいのかな、興味があるのかなと嬉しくなりました。

(角野副園長)女の子でも男の子でも、年齢が近い学生さんが来てくれると、園児たちはとても喜びます。

男性保育士がいて助かったことはありますか?

(角野副園長)私は背が高くないので、高い所の物を取るときなど助けてもらうことがありました。もちろん背の高い女性保育士にお願いすることもあるので、男性保育士だからお願いするという訳ではなかったです。

(岡田先生)力仕事についても、男女関係なくできる保育士にお願いしています。ただ、その中でも男性保育士は率先してくれました。とくに、階段の昇り降りの時に重たい物を運ぶときなど「運びますよ」と言ってもらえて助かったことがあります。

男性保育士もいれば防犯面にも心強いと感じますか?

(角野副園長)昨年宮城県登米市のこども園に不審者が侵入した事件を知ったときは、男性保育士もいれば心強いだろうなと思いました。

これからの保育職場はどうなってほしいですか?

(角野副園長)現在、保育職場では男女の割合が偏っています。しかし園児たちがこれから出ていく社会は、男性だけ・女性だけということはありません。
こども園や幼稚園、保育所は出会いの場、集団の場なので、バランスのとれた環境になっていれば、子どもたちや保護者にとって、「男の人」「女の人」ではなく、「この先生はこういう人なんだ」と「個人」として見ることができると思います。
また、男性保育士は同性が少ない中で、気を使いながら仕事をされていることもあると思います。そのことでしんどい思いをしないように配慮しているつもりですが、行き届かないところもあると思います。もう少しバランスが取れることによって、男性保育士もより働きやすくなると思うので、そんな職場になればいいなと思います。

これから保育士を目指す人に、しておいた方がいい、もしくはこういう志があるといいというものはありますか?

(角野副園長)いろいろな経験をしていてほしいなと思います。小さい子どもだと自分の気持ちをまだ上手く話せないことが多いので、保育士はその気持ちを「こうかな?ああかな?」と推測することが多い仕事です。いろいろな経験をしていないと偏った読み取りをしてしまうことがあるかもしれません。
いろいろな経験を重ねていくことで推測や配慮の幅が広がると思います。

(岡田先生)私も経験は大事だと思いますが、やっぱり子どもが大好きという気持ちが一番なのかなとも思います。子どもと遊んで信頼関係ができてくると、子どもも心を開いてくれて「せんせー、せんせー」と来てくれます。
そうやって信頼関係を築いていくことで「この子は今こう考えているのかな」と分かってくると思うので、思いっきり子どもと遊ぶことも大事だと思います。

城北こども園の先生に取材しました画像2

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