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夏休み「戦争体験」講話会(平成28年)
夏休み「戦争体験」講話会
今後二度と、戦争を繰り返さないよう、先の戦争体験者から、戦争を知らない世代へと、戦争の悲惨さや平和の尊さなどについて、語り継いでいくため、「戦争体験」講話会を開催しました。
語り部の吉川弘子さんが、四歳のときに日中戦争が始まって、十二歳の時に太平洋戦争が終わりました。この長い期間、吉川さんは、子どもながらに銃後を守る(戦場の後方で、軍隊が消費する食糧や物資の供給を支える)ためと、心を引き締めて一生懸命、毎日を過ごされました。
大好きだった先生が兵隊になり、やがて戦死したこと、野菜作りに協力し供出したこと、悲しくても泣けず、入隊する我が子を隠れて見送るお母さん達、敵機の来襲など、貧しく、つらかった体験談を通して「戦争は二度と繰り返してはいけない。」と訴えられました。
参加された皆さんは、一同に真剣な表情で、吉川さんの講話を聞き入っており、今ある平和の尊さについて、改めて考える機会になったことと思います。
- 対象 小学生とその保護者
- 語り部 吉川弘子 様(丸亀市綾歌町)
題:「私の子供時代」 - 入場料 無料
- 日時・場所 下記日程で、同じ内容のものを2回開催しました。
【1回目】
8月19日(金曜日)14時30分~15時15分(45分間)
クリントピア丸亀3階 研修室3(土器町北一丁目72番地2)
参加者 小学生20人 保護者13人 合計33人
【2回目】
8月25日(木曜日)14時30分~15時15分(45分間)
四国Cスタ丸亀 会議室2(金倉町975番地)
参加者 小学生17人 保護者10人 合計27人
1回目、2回目を合計して60人(小学生37人、保護者23人)の方が参加されました。
講話会終了後の参加者の感想・意見
- むかしせんそうがあってどうだったとかきいたことないのできいてよかったと思います。いまがどれだけへいわかわかりました。だいじな人がへいたいになったらわたしならそのばでなきそうです。(2年生)
- 今の時代はとても平和だと思いました。せんそうは、とてもこわいものだと思いました。(3年生)
- 先生がへいたいになったのは今では考えられないのでびっくりしました。(6年生)
- 祖母が8年前に亡くなり、私の周りに戦争を経験した人がいなくなりました。私も子供ができ母となり、自分の子供にもこのような時があったこと、今、自分がどれだけめぐまれているのか、を考えてもらえたらと思い参加させてもらいました。戦争は、繰り返してはいけないとそう強く思います。(30代)
- 当時の様子が想像でき、私もつらい気持ちになりました。何十年経とうと、忘れることができないのがよくわかりました。吉川さんのしっかりしたお声とわかりやすいお話、もっともっとききたかったです。子供たちにきかせてあげることができよかったです。これからも、どうぞお元気で、いろいろな方、こども達に戦争体験のお話をきかせてあげてください。本当にありがとうございました。(40代)
- かけがえのない子供時代を戦争に捧げられた吉川さんや、その時代を生きた方々が本当に気の毒だと感じました。71年間戦争がないことは、とても幸せなことだと思います。