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夏休み「戦争体験」講話会(平成29年)

ページID:0001546 更新日:2022年12月22日更新 印刷ページ表示

夏休み「戦争体験」講話会

 今後二度と、戦争を繰り返さないよう、先の戦争体験者から、戦争を知らない世代へと、戦争の悲惨さや平和の尊さなどについて、語り継いでいくため、「戦争体験」講話会を開催しました。
 語り部の實近昭紀さんは、二歳の時が開戦し、六歳の時に戦争が終わりました。海軍鎮守府(海軍の根拠地として艦隊の後方を統轄した機関)のあった広島県の呉にほど近い所に住んでいたので、戦争を身近に体験し、終戦直後の混乱や闇市、食糧難などを体験されました。
 国民学校の1年生であった1945年8月6日の朝、朝礼の時に、ピカーっと強烈な光が自らの影を校庭に映し、続いてドーンという轟音が響き渡り、西の空に大きなキノコ雲を目にされました。それが、一瞬で14万人が死亡し、今も被爆手帳を持った15万人余が苦しんでいる、広島に投下された原子爆弾した。
 米軍機による機銃掃射により左足甲を被弾した体験や、野山のドングリや池のヒシ、食用蛙などを食糧にしたこと、金属回収などの勤労奉仕に従事したことなど、貧しく、つらかった体験談を通して「戦争は二度と繰り返してはいけない。」と訴えられました。
 参加された皆さんは、一同に真剣な表情で、實近さんの講話を聞き入っており、今ある平和の尊さについて、改めて考える機会になったことと思います。

  • 対象 小学生とその保護者
  • 語り部 實近昭紀 様 (丸亀市土器町)
    題:「六才の少年が見た、原爆の光と雲」
  • 入場料 無料
  • 日時・場所 下記日程で、同じ内容のものを2回開催しました。
    【1回目】 8月10日(木曜日) 13時30分~14時15分(45分間)
    参加者 小学生12人 大人10人 合計22人
    【2回目】 8月15日(火曜日) 13時30分~14時15分(45分間)
    参加者 小学生10人 大人11人 合計21人
    1回目、2回目を合計して43人(小学生22人、大人21人)の方が参加されました。
  • 場所 クリントピア丸亀3階 研修室3(土器町北一丁目72番地2)

夏休み「戦争体験」講話会の画像

講話会終了後の参加者の感想・意見

  • 空からばくだんがふってきたところをそうぞうしたらとてもおそろしくなってきました。もう二どとせんそうはしたくないと思いました。(2年生)
  • 戦争中は、いつ死んでもおかしくないということを聞くとおそろしい、と感じました。だから、私はこの時代に生きていて、本当にしあわせだなと思いました。(5年生)
  • 戦争でたくさん人が死んでいて、かわいそうだと思いました。これからは戦争を二度としないでほしい。(5年生)
  • 食べ物は、カエルや野草などで、物々交かんで、ひ農家の人たちに分けあたえたと聞いてとてもびっくりしました。今はいろいろな食べ物があるけど、原ばくがおとされたときは大変だったんだなと思いました。(6年生)
  • 戦時中の貴重な話をありがとうございました。金物がなくてお弁当箱なども陶器で作られていたのは知りませんでした。戦争は忘れてはいけない、語り継がないといけないと痛切に感じました。(40代)
  • 貴重なお話を聞くことができて良かった。特に食料の話は自分が考えていたよりもひどかったんだと思った。何となく戦争は駄目な事であると分かっていたが、お話を聞くことで改めて悲惨で、やってはいけない事であると考えさせられた。これを機に子供も含めて戦争について学んでいこうと思います。ありがとうございました。(40代) 
  • 実際に体験されたお話を子どもと共に聞かせていただき本当にありがとうございました。リアルなお話(カエルを食べた話や空襲の話)を想像してききました。子どもも私も想像に及ばない程のひさんな体験を實近さんは幼児期に体験され、そして現在までお元気でいらっしゃることがとてもありがたく思います。これからもどうぞお元気でいらしてください。本当にありがとうございました。(40代)
  • 實近さんと同じ年に生まれた私はとても話にひかれました。今日は孫と一緒に来ましたが、思いやりの心の大切さ、欲を出さない大切さを教えてくださり、本当にありがとうございました。(70代)

講話会終了後の参加者の感想・意見の画像