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【提案型協働事業】令和5年度の事業報告会を開催しました
丸亀市では、市民等の力が生かせる協働のまち、いきいきとした個性豊かで活気あふれるまち「丸亀」の実現を目指し、毎年市民活動団体等より「丸亀市提案型協働事業※」を募集しています。また、令和3年度から、事業終了後に事業の概要説明とともに振り返りを行う報告会を実施しています。
令和6年6月29日(土曜日)に、マルタスのオープンラウンジにて、令和5年度に実施された「商店街から発信 丸亀城下町 新聞バッグ普及プロジェクト」について報告会を開催し、提案団体である「まるがめ世話やき隊」の紀伊さんと、市担当課の「生活環境課ゼロカーボン推進室」の松尾室長より事業報告を行いました。
報告では、紀伊さんから事業を行うことになったきっかけや、市と団体等との役割分担、事業の効果などについて、松尾室長からは市としての関わり方や協働の可能性についてお話しいただきました。
「商店街から発信 丸亀城下町 新聞バッグ普及プロジェクト」
「商店街から発信 丸亀城下町 新聞バッグ普及プロジェクト」は地球温暖化対策の一環として、新聞バッグの普及活動を実施し、レジ袋の削減を目指す取り組みです。
マルタスのオープンラウンジや市内の小学校等で、環境問題の意識向上を目的とする新聞バッグの作成ワークショップを開催し、令和6年1月13日には通町商店街にて、新聞バッグ作成ワークショップ、様々な新聞バッグの展示、新聞バッグを使って買い物をする「作る、見る、使う」が楽しめる「ECO MACHI MARCHE 城下町新聞バッグストリートin丸亀」を開催しました。
報告では、「環境問題・地球温暖化に対する意識の醸成とビニール袋の削減」という本来の事業目的が「新聞バッグを作成すること」とならないよう、常にコミュニケーションを取りながら目的の確認を行っていたことや、その本来の目的をワークショップに参加された方にどう伝えるか、という部分を意識して事業を実施したということを話されました。
また、協働事業を行ってよかった点として、紀伊さんは、市民活動団体は具体的な事業の全体像を組み立てる前に事業実施に移ってしまい、活動に対する「想い」が参加者へ伝わりずらい部分があるが、市と協働することで、自身の想いを形にした具体的な事業プランを事前に組み立てることができた、と話されました。松尾室長は、まるがめ世話やき隊と協働事業を実施することで、自身の業務の中だけでは発見できなかったイベントの啓発や情報発信について、市民活動団体ならではの柔軟な視点を知ることができた、と話されました。
今回報告いただいた事業は、難しさや課題はありながらも、「まるがめ世話やき隊」と「ゼロカーボン推進室」が密にコミュニケーションを取り合い、「環境問題の啓発とレジ袋の削減」という目的を十分に確認できていたからこそ効果的な事業となったと思います。協働事業を実施する上で課題となる点や、より良い結果につながる点を再認識できた有意義な会となりました。
令和6年度の提案型協働事業は1事業が採択され、現在、事業が実施されています。
(今年度の採択された事業はコチラから)
この事業についても報告会を来年度に開催したいと考えておりますので、皆さんお楽しみに。
※丸亀市提案型協働事業とは
市と市民団体などが協働で実施する事業で、各々が単独で実施するよりも、その効果を高め、市民の満足度の向上につなげることで、質の高い公共サービスを提供することを目的とする事業。毎年、4月から5月にかけて市民団体等から事業を募集しており、応募いただいた事業は選考委員による書類審査及びヒアリングを経て、選考基準に基づき審査されます。採択された事業は、提案団体主体で実施され、事業費は市から委託料として支払います。