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「しつけのつもり」で行った行為でも、子どもの心身に著しい害を及ぼすものであれば、それはしつけではなく「虐待」です。
児童虐待は以下のように4種類に分類されます。
虐待の種類 |
内容 |
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身体的虐待 |
殴る、蹴る、叩く、投げ落とす、物を投げつける、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる、首を絞める、縄などにより一室に拘束する など |
心理的虐待 |
言葉による脅し、無視、きょうだいで異なる態度を取る、きょうだいに虐待行為を行う、子どもの目の前で家族に対して暴力を振るう(DV) など |
ネグレクト |
家・車内に閉じこめる、世話をしない、食事を作らない、ひどく不潔にする、関心がない、重い病気になっても病院に連れて行かない など |
性的虐待 |
子どもへの性的行為、性的行為を見せる、ポルノを見せる、ポルノの被写体にする など |
児童相談所への児童虐待の相談件数は増加の一途をたどっており、子どもの命が失われる痛ましい事件が続いています。
こうしたことを踏まえ、2019年6月に成立した児童福祉法等の改正において、体罰がゆるされないものであることが法定化され、2020年4月1日から施行されました。
体罰等が子供の成長・発達に悪影響を与えることは科学的にも明らかになっており、「しつけ」と称した暴力なども含め、体罰等が繰り返されると、心身に様々な悪影響が生じる可能性があることが報告されています。
「何か変だな」という「不自然さ」を感じたら、それが虐待のサインかもしれません。
「これって、変だな」と感じたときは、相談(通告)してみてください。
確証がなくても、間違いであってもかまいません。
※全国的に児童虐待対応件数は増加しており、丸亀市も同様に児童虐待対応件数が年々増加している状況です。
子ども達が健やかに安心して暮らせるよう、子ども達の安全を守るために社会全体で見守っていくことが大切です。
早期発見・予防のために「189」を少しでも多くの方に知っていただきたき、児童虐待を未然に防ぎたいと考えていますのでご協力よろしくお願いします。
※イラストの修正につきましては固く禁じます。