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中讃地域で脱炭素に取り組む事業者を表彰しました
瀬戸内中讃定住自立圏脱炭素促進事業者表彰
この表彰は、瀬戸内中讃定住自立圏2市3町(丸亀市、善通寺市、琴平町、多度津町、まんのう町)において、脱炭素につながる取組を促進するため、C O 2排出量を削減する優れた取組を行う中小企業者等の功績を称えるものです。
令和5年度に表彰制度を新設し、令和6年1月4日から2月16日まで、中讃地域の中小企業等を対象に募集を行い、受賞者6団体を決定しました。
【受賞者との記念写真】
令和6年4月26日に記念すべき第1回表彰式を執り行い、香川県産の桜材を使用した木製盾を贈呈させていただきました。
また、表彰式に併せて、高松信用金庫と連携した初の脱炭素セミナーを同日開催しました。
受賞された各団体を讃えるとともに、取り組み(アイデア)事例をご紹介します。
令和5年度表彰者について(50音順)
大手前丸亀中学・高等学校 広報委員会
「ごみを拾う活動、ごみにしない活動」
市内の人々の環境意識を変え、「過ごしやすいまち」という大きな目標のもと、広報委員会が自ら企画・運営し、ごみ拾い活動のほか、プラスチックごみの環境への影響や現状を伝えることで、使用を低減する取組や、ごみを出さないフードドライブなどの実施を通じて、環境保全と併せてCO2削減の取組を行っている。
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株式会社川上板金工業所
「環境にやさしい屋根材の開発」
2004年の台風被災状況をきっかけに「自然災害に強く、環境に優しい屋根材の開発」として、「クローザールーフTYPE-D」、年間0.65t程度のCO2の削減が期待できる製品開発に取り組んでいる。併せて屋根材のガルバリウム鋼板には遮熱塗装を施し、ヒートアイランド対策、省エネ対策の観点も含めた取組も実施している。
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四国化成工業株式会社丸亀工場
「大規模な自家消費型太陽光発電の導入」
企業理念「独創力」のもと、地球環境や社会課題への対応を経営方針の最重要事項の1つとして捉えており、企業全体の温室効果ガス排出量を2025年までに2013年度比▲30%削減、使用電力の再エネを2025年までに10%以上を目指す中で、省エネ・再エネ設備の導入を推進しており、2023年の取組の1つとして丸亀工場では976㎾の太陽光パネルを設置することで、年間493t-CO2の削減に努めている。
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株式会社ビルド
「環境経営目標の達成に向けた様々な取組」
建設業を通じて、地域に住まう人が安心して暮らせるよう、環境負荷の軽減や継続的な環境保全活動に取り組むため、自社のCO2削減等の取組に加え、自然の力を利用した地中熱利用換気システムの提案を行うことで、地球環境に優しい事業の取組を実践している。
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有限会社寳月堂
「省エネルギー化および廃プラスチックごみの削減」
四季折々の和菓子を提供する和菓子店にとって、地球温暖化は関心を持たざるを得ない事象であることから、重油ボイラーからガスボイラーへのエネルギー転換を図り、年間2.37t-CO2の削減とともに、プラスチック容器を紙製品へ変更することで、0.2t-CO2の削減に取り組んでいる。
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まるがめ世話やき隊
「新聞バッグ作りを通じた脱炭素への取組」
2023年に丸亀市ゼロカーボン推進室と協働し、脱炭素社会の実現の取組として「レジ袋の削減」を目的に身近な新聞とノリを材料とした新聞バッグの普及活動を行っている。これまでに2回のワークショップの開催や商店街での「新聞バッグストリート」を開催し、市民、事業者への脱炭素を含めた環境意識の啓発を行っている。
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高松信用金庫と脱炭素セミナーを共同開催
表彰に併せて、瀬戸内中讃定住自立圏の2市3町と「地域の活性化を目的とした連携協定」を締結している高松信用金庫が連携し、中讃地区の事業者を対象とした初の脱炭素セミナーを同日開催しました。セミナー後は、高松信用金庫による、脱炭素経営導入の具体的な計画や資金のご相談などの個別相談会も行われました。
【セミナー概要】
1.「脱炭素経営の実現に向けて」
信金中央金庫地域創生推進部 グリーンプロジェクト推進室 審議役 乗松健悟 様
2.「高松信用金庫の取組について」
高松信用金庫業務推進部 次長 鴨成高 様