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うちわ作りの工程

ページID:0003057 更新日:2022年12月22日更新 印刷ページ表示

一、木取り

画像:一、木取り​素材の竹を平均40~45cmに切断した管をうちわに適した一定の幅に割る。まっすぐ割れる竹の性質を利用した技である。さらに内側の節を削り取る。この作業から手に持った時の心地よい感触が生まれる。

二、割 (わき)

画像:二、割 (わき)​「切り込み機」で穂先より約10cm切り込みを入れる。穂の数は35~45本もあるが、同じ間隔でさいていく。目にも止まらぬ早業で、熟練した職人になると1日500~800本もこなしている。

三、穴あけ

画像:三、穴あけ​穴あけ用のきりを使って、鎌(弓竹)を通す穴を節の部分にあける。ここに通す鎌は別の職人の技でつくられる。

四、柄削り

画像:四、柄削り​小刀で柄を削り、うちわの種類によっていろいろ加工を施す。柄の部分の仕上げに当たる工程である。

五、編み

画像:五、編み​弓竹を通した穂を糸で編む作業。主に女性の仕事で昔は子供も手伝っていたという。慣れた手付きで器用に編み、1日平均300~400本を編んでいる。

六、付(つけ)

画像:六、付(つけ)​編んだうちわ骨の弓竹に形をつけ、編みのいびつさを直しながら、左右対称になるように糸をとじつける。昔は「付師」ともいわれた年季のいる作業である。

七、貼立(はりたて)

画像:七、貼立(はりたて)​うちわの骨の穂の部分にのりをつけ、地紙を貼り付ける。

八、型切り

画像:八、型切り​うちわの種類に応じて、満月、玉子型などに穂を仕上げる。たたき鎌を当て、木づちでたたくため「たたき」とも呼ばれる作業である。

九、へり取り

画像:九、へり取り​うちわの周囲にへり紙と呼ばれる細長い紙を貼り、危なくないように仕上げていく。その後、鎌の両端に「みみ」を貼り、ローラーで圧搾して筋を入れると、丸亀うちわができあがる。

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