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うちわのアート
柄の部分を平坦に削った「平柄うちわ」は比較的工法が簡単で、大量生産に適しています。
何気ないことですが、そこには生き残りをかけた職人の貪欲な工夫と知恵が溢れています。
丸柄うちわは、小指大の太さの竹を、柄部が丸いまま残すものですが、作業が複雑であり、手間もかかるため、比較的高級品とされています。
マダケを素材とする丸柄うちわは「男竹丸柄」、メダケを素材とするものは「女竹丸柄」と呼ばれます。うちわにも男女の区別があることはあまり知られていないようです
うちわの骨には様々な形があり、それぞれの種類に応じて「中満月」・「京丸」・「七八タキ」・「昭和」・「一文字」などといった異なる名称で呼ばれています。
普段見逃しがちですが、うちわの柄には様々な加工が施されており、加工の種類は数百種に及ぶと言われています。
まさに職人のこだわりと言えるでしょう。
市民の憩いの場「市民広場」うちわの石畳がそこに集う人々の心に安らぎを与え、子どもたちにふるさとの誇りを教えます。
ふるさとの川土器川にはうちわを型どった欄干が架かっています。
河原を吹き抜ける風もどことなく優しくそよいでくるようです。
マンホールのふたにはカラフルなデザインのうちわが見られます。
生活風景の中のちょっとした遊び心にも郷土への愛着が感じられます。
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