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塩飽諸島:広島
丸亀市の沖12.5kmの海上にあり、塩飽諸島の中で最大の面積をもつ島。また、王頭山は塩飽諸島の最高峰である。戦国時代末期、長宗我部(ちょうそかべ)氏に敗れた香川一族と長尾一族の落人が住みついたのが始まりとされ、本島と同じく人名(にんみょう)の島でもあった。
主要産業は採石業で、島の南西部で古くから花こう岩(青木石)が採掘されている。また、沿岸漁業も盛んである。
ヤシの木が並び、遠浅の美しい江の浦海岸は海水浴にも最適であり、夏期の休日は多くの海水浴客で賑わっている。
しくはまるがめせとうち島旅ノート<外部リンク>もご覧ください。
所在地 | 香川県丸亀市 |
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面積 | 11.72平方km |
周囲 | 18.5km |
標高 | 王頭山312m |
世帯数 | 124世帯(2019年1月1日) |
人口 | 184人(2019年1月1日) |
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島のみどころ
旧尾上邸
高い石垣をめぐらせた豪壮な建物は、江戸時代に千石船で繁栄した面影をよく残しており、わけても“塩飽大工”と呼ばれた人たちの技術が随所に発揮されていて目を見張るばかりの民家。
いろは石
43基の石碑が島全体に建てられている。いろは…の43文字の頭文字をとった名言を彫りこんだもの。
江ノ浦海水浴場
ヤシの木に囲まれた南国ムードの海水浴場。
レキの墓
慶応2年(1866年)、瀬戸内海を調査中の英国測量船セルビア号の船上で病死した英国士官レキ(フランク・トゥーベイ・レイク)の墓。島の人たちの手によって守られてきた。明治29年(1896)にセルビア号が再び広島に寄港、船長から島の人たちに感謝状が送られたという。広島中学校近くの川のほとりにある。
王頭山
標高312m。瀬戸内の多島美を楽しめる。ハイキングに最適。
玄幽美術館
故・藤本正樹(玄幽)氏の自宅。全国でも著名な書道家の筆や藤本氏自筆の二色文字(色ちがいの筆を一緒に握って書いた文字)を展示していたが、現在は閉鎖中。
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