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令和6年度 海外姉妹・友好都市交流の実施状況
は令和6年度は、海外姉妹・友好都市交流として次の事業を実施いたしました。
英語での丸亀市紹介動画作成プロジェクト
丸亀市の魅力を世界に発信しよう!という国際交流プロジェクト。
国際交流の場で不可欠なものの一つである「ふるさとの紹介」を習得するために、市内在住及び市内の学校に通う中・高校生10名の参加者が講師のイアン・アイアス先生(カナダ出身・ALT・動画制作者)と一緒にアイデアを出し合い、11月から合計4階のミーティングと撮影を経て、英語で丸亀市を紹介する動画を作成しました。
そして、作成した動画を使って姉妹都市ドイツ・ヴィリッヒ市のロバート・シューマン・ヨーロッパ学校の日本クラブに所属する生徒とお互いの故郷を紹介するオンライン交流会を行いました。
完成した動画をぜひご覧になってください!
動画はこちら<外部リンク>(丸亀市国際交流協会Youtubeチャンネル)
まずは、動画が完成するまでの様子を紹介します。
第1回目 令和6年11月9日(土曜日)
【ミーティング】
英語で自己紹介した後、どこをどんな風に紹介しよう、撮影ポイントをどこにしよう、とみんなで話し合いました。
第2回目 令和6年11月30日(土曜日)
【飯野山・中津万象園での撮影】
ミーティングで決めた計画に沿って、飯野山と中津万象園へ初めての撮影に出かけました。秋晴れの晴天に恵まれました。
第3回目 令和6年12月7日(土曜日)
【丸亀うちわ製作体験・丸亀城での撮影】
丸亀うちわの製作体験の様子と丸亀城を撮影しました。職人さんに教えてもらいながら、初めて竹うちわを作りました。風が強かったけれど、この日もお天気に恵まれました。
第4回目(最終回)令和6年12月15日(日曜日)
【骨付鳥・おいり・うどんの撮影】
最終日は、丸亀のおいしいものの撮影でした。美味しさが上手に伝わるように食べました。
そして、いよいよヴィリッヒ市の中・高校生たちとのオンライン交流会です。
ドイツ・ヴィリッヒ市の中・高校生との第1回オンライン交流会
英語での丸亀市紹介動画作成プロジェクトの最終プログラムとして、令和7年1月13日(月・祝)に姉妹都市であるヴィリッヒ市のロバート・シューマン・ヨーロッパ学校の日本クラブに所属する10名の生徒たちと英語でオンライン交流会を開催しました。
オンライン交流会は両市の市長から応援のメッセージ動画でスタートしました。
「Guten Tag!(こんにちは)」とドイツ語で挨拶をする松永市長
オンライン交流会参加者や先生たちと一緒に挨拶メッセージの撮影をするパクシュ市長
(中央の白いセーターの男性)
そのあと、参加者が作成した市の紹介動画(丸亀市<外部リンク>|ヴィリッヒ市<外部リンク>)をお互いに発表し合いました。
ヴィリッヒ市の街の風景、農業地や工業団地が広がっている様子、お城や教会、またマルクト広場で売られている美味しそうなソーセージやパンの数々、伝統的なお祭り、最後に学校の様子も紹介されました。
丸亀市の紹介動画も発表し、どちらの市にもお城があるという共通点を見つけました。
待ちに待ったグループ交流の時間では5つのグループに分かれて、趣味・音楽・スポーツ・マンガ・学校生活などお互いに質問し合いながら楽しい時間を共有しました。
1万キロも離れていますが、共通の話題を見つけたり、英語を使って理解し合えたりした時にお互いの距離がぐっと縮まる喜びを体験した参加者たちは「もう終わったの?」、「もう少し話したいな!」など名残を惜しみながら「See you again!」と言い合って交流会は幕を閉じました。
丸亀市の生徒たちと同じように、ヴィリッヒ市の生徒たちも今回の交流会に向けて、動画作成に取り組みました。ロバート・シューマン・ヨーロッパ学校のホームページで紹介されています。
今回の動画作成プロジェクトに参加してくれた10名の皆さんからの感想です。
- 自分たちで英語の文章を考えるのも初めてだったし、同じ年代の外国人と喋るのもすべてが新鮮でとても良い時間を過ごすことができました。これから積極的に英語を学習したいと思います。(中学1年生)
- 回数を重ねる度にみなさんと仲良くなれて、初めて知る英語の単語もたくさんあってこのようなことを学べるのは学校では出来ない英語に特化している教育で貴重な経験だと感じました。(中学1年生)
- 私は英語が好きだけど、苦手です。だから最初は不安でした。だけど先生やスタッフの皆さんが助けてくれて安心しました。(中学1年生)
- 学校の勉強で外国人とリアルに話す経験なんてなくて今回のプロジェクトはやっぱり貴重な経験だったと感じています。(中学1年生)
- 自分が育ってきた市でも知らなかった、その土地で代々受け継がれてきた名所や文化、また、それを継承していこうとしている方々の努力も改めて知ることができました。(中学1年生)
- 英語が母国語でなくても、英語を使えば話ができ交流できる機会は、海外の方を身近に感じられました。ヴィリッヒ市の方とお話して、姉妹都市の事も興味が湧きました。いつか向こうの学校に、このメンバーで行ってみたいと思いました。(中学2年生)
- 先生だけでなく、このプロジェクトに一緒に参加している友達から、日常で使える英語を教えてもらいともに高め合うことができました。この企画のおかげで、外国の方と喋るときの抵抗がなくなり、英語が好きになりました。(中学3年生)
- 国際交流、英語が大好きで何かしら自分の中で行動したいとずっと思っていて参加できたことは本当に宝物になりました。(高校1年生)
- もっとこういう交流会みたいなのをまた開催して欲しいです。(高校1年生)
- 今回の動画プロジェクトを通して、私は自尊心を育むことができたので、何に対しても積極的に挑戦しようと思います。(高校1年生)
ドイツ・ヴィリッヒ市の中・高校生との第2回オンライン交流会
令和7年3月31日(月曜日)にヴィリッヒ市のロバート・シューマン・ヨーロッパ学校の日本クラブに所属する9名の生徒たちと英語で第2回目のオンライン交流会を開催しました。
今回はヴィリッヒ市側の生徒たちの提案で「日本とドイツのお菓子を紹介しよう」というテーマで交流しました。丸亀市側は1月に開催されたオンライン交流会の振り返りの会も兼ねていたので、前回参加したメンバーが集まりました。
交流会が始まる前に、ヴィリッヒ市の生徒たちから送られてきたドイツのお菓子を試食しました。驚く味のお菓子もあり、わくわくしながら食べました。
お菓子と一緒に生徒たちからの心温まる手紙も届き、お菓子の説明も書かれていました。
ロバート・シューマン・ヨーロッパ学校の日本クラブの皆さん、どうもありがとうございました!
そのあと、紹介したい日本のお菓子について英語で紹介文を書きました。交流会後、お菓子と一緒にヴィリッヒ市の生徒たちに送る予定です。(参加者が紹介した日本のお菓子:チョコレート、わさび味のスナック、お団子、駄菓子など)
この日の交流会で準備したお菓子が、ロバート・シューマン・ヨーロッパ学校に届き、日本クラブのみなさんが日本のお菓子を楽しむ様子が、学校のホームページで紹介されました。
オンライン交流会では、3グループに分かれて、15分ごとに相手を交替し、両市とも全員と交流することができました。
日本とドイツのお菓子を紹介し合い、袋を開けて中身を見せたり、味比べをしたりしました。また、学校生活や音楽、食べ物(抹茶)、コンビニの話題も出てきました。
今回は第1回目の参加者との再会もあり、リラックスした雰囲気のなかで行われました。
手紙やお菓子のやり取りを通して、お互いの距離をさらに縮めることができた交流会となりました。
オンライン交流会の様子は、ロバート・シューマン・ヨーロッパ学校のホームページで紹介されました。
今回オンライン交流会に参加した皆さんからの感想です。
- ドイツの甘草は「んっ?」となるような味で食感もタイヤとか消しゴムとかその類いの食感がして、ビックリしました。甘草について調べてみるとドイツだけでなくヨーロッパではよく販売されていて、特にドイツで食べられているということでした。でもドイツの人たちもそんなに好きではないと言っていて面白いなと思いました。(中学1年生)
- ドイツのみなさんに日本のお菓子を紹介したことで、日本ならではの食文化を改めて知り、自分の好きなお菓子についてだけでなく、日本の良さや代々守られてきた伝統なども伝えることができました。(中学1年生)
- 一番驚いたことは国によって味の好みに違いがあることです。例えば、ハリボーのリコリスを使ったグミは苦手だと言う人が多かったけどドイツの方は好んで食べる人も多いと聞きました。逆の場合もあって興味深かったです。(中学1年生)
- ドイツの生徒たちと話す時には、前よりも話している内容が分かるようになっていました。何となくですが理解しながら会話できたのが嬉しかったです。また機会があれば参加したいです。(中学1年生)
- ドイツとの交流会でいろんなドイツのお菓子を食べて日本のお菓子との違いに驚きました。特にトフィフィーがいちばん美味しかったです!次もこのような機会があったら嬉しいです!出来ればみんなとドイツに行きたいです!(中学2年生)
- 以前はやはり緊張もあり自分の中で心残りがありましたが、今回は質問したい事、話したい事、たくさん話せた事がとても嬉しかったです。自分の中で、もっとドイツの事、海外の事を知りたいなと思っただけでなく日本の魅力にも改めて気づく良い体験でした!(高校1年生)
- 前よりも異国に対するワクワク感がすごく増しました。でもそれと同時に、同じような年齢なのに圧倒的な英語力の差を感じさせるヴィリッヒの子達と会話していく中で、聞き取れなかったり、上手く返せなかったりと、少し悔しさも残りました。でもこの悔しさは、この活動に参加したからこそ得られたもので、これからの糧になると思います。(高校1年生)