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災害時のトイレについて

ページID:0027979 更新日:2024年7月24日更新 印刷ページ表示

災害時トイレが使えない・・・

○水洗トイレ

災害時はいつものように水洗トイレが使えない可能性があります。

給水管や排水管に破損がないか確認せずに使ってしまうと、破損した排水管にし尿が詰まり漏れる可能性があります。そしてあふれ出た汚水により感染症が起きる、下水道復旧後使えない等の原因になり得ます。
特に集合住宅では、上の階の汚水が下の階であふれることにより損害賠償問題に発展する可能性もあるため注意しましょう。


避難所の仮設トイレ

建物の倒壊や道路事情の影響で、仮設トイレの設置には一定時間がかかります。
また長蛇の列になったり、夜間や寒い冬の利用になったりすることも想定し自身で備えておくと安心です。


○断水・停電時のトイレ

給水管や排水管の安全が確認された場合は、風呂水などの汲み置きの水をバケツに汲み一気に便器の中に流します。水が少量だと排水管に付着して詰まりの原因となります。しかし汲み置きの水も有限であることから携帯トイレの備えも必要です。

電動式給排水ポンプや家庭用最新式トイレは停電により作動しない恐れがあります。停電時の対処法を説明書やHP等で確認しておきましょう。

携帯トイレを備蓄しましょう

空腹や睡眠はある程度我慢できても、トイレの我慢は難しいためトイレの備えは重要です。
1日の排泄の平均回数は1人5回と言われているため備蓄数の目安は以下になります。

5回 × 家族の人数 × 最低3日 = 備蓄個数

※発災1日目:県・市の備蓄 → 発災2〜3日目:災害時協定に基づく流通業者(スーパー、コンビニ) → 発災4日目:国・他自治体からの支援物資
上記のように支援物資が届くまでに一定期間かかります。家庭では最低3日、可能であれば7日分備蓄しておくと安心です。

●携帯トイレを切らしてしまった場合
くしゃくしゃにした新聞紙をゴミ袋に敷き詰める。用を足した後、猫砂や消臭剤、オガクズ等消臭効果のあるものをかける。

●携帯トイレの他に備蓄しておくと便利なもの
大人用おむつ、生理用品、トイレットペーパー、ウエットティシュ、マスク、使い捨て手袋、消毒用アルコール、し尿収納用密閉容器

●下記を印刷し、避難所等のトイレに掲示するなどして使い方の周知にご利用ください。
 携帯トイレの使い方 [PDFファイル/88KB]

携帯トイレの使い方1

 1. 便器内の水はそのままで便器本体に45Lのゴミ袋を中に敷きます。

ゴミ袋は、トイレ用袋の外側にトイレの水が付き床に落ちるのを防ぐために敷きます。

※養生テープがあれば袋のふちを便器に貼って固定してください。

携帯トイレの使い方2

2. 便座にトイレ用袋をセットし便座を下げて用を足します。​

トイレ用袋のセット方法(断面図参照)
1.便座の上に被せる
2.袋の口を、便座と便器に取りつけたゴミ袋との間に折り込む(便座を包むように)

携帯トイレの使い方3

3. トイレ用袋の中に凝固剤を投入しし尿を固めます。

※凝固剤が無い場合
収集したし尿を清掃工場で焼却処分するときに、水分が多いと支障が出るため、凝固剤で固めていないし尿は水洗トイレが使用できるようになった段階でトイレに流しましょう。

携帯トイレの使い方4

4. トイレ用袋を取り出し空気を抜き袋の口をしっかりとしばります。

 1. で設置したごみ袋は取り出さないでください。​

※使った後の処理
凝固剤などで固めたし尿は可燃ごみと一緒に収集します。発災直後はごみの収集作業を一時休止するため、再開されるまでの間は、他の可燃ごみとは分けて保管しましょう。衛生上の観点から、密閉性のある箱を使用するなどの工夫が重要です。​

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