本文
日本で暮らす外国人の中には、日本語の理解が容易ではなかったり、災害に関する知識が不足していたりする方がいます。そのような方々は災害時に日本人の行動についていけず、ストレスや不安を抱えるだけでなく、必要な支援を受けられない可能性があります。
日本語が苦手な外国人に安心して避難所に入ってもらうための言語面での支援として「多言語指差しボード」、「張り紙」、「避難所ガイドライン」「外国人生活支援ポータルサイト」を紹介します。
これらは外国人住民だけでなく、一時滞在の外国人旅行者への対応や、やさしい日本語の活用により、外国人以外の子供や高齢者などの災害時要援護者への情報提供にもご活用いただけます。
避難所で日本語が苦手な外国人と最低限の意思疎通を図るためのツールとして『多言語指差しボード』があります。
英語 | 韓国語 |
中国語(簡体) | 中国語(繁体) |
タガログ語 | タイ語 |
ミャンマー語 | インドネシア語 |
ネパール語 | ポルトガル語 |
スペイン語 | フランス語 |
ロシア語 | ベトナム語 |
一般財団法人自治体国際化協会(CLAIR/クレア)が作成したものです。ボードは3種類あり、同協会が別途提供している多言語の『避難者登録カード』も一緒に使用します。
❶食べられないものがあります
❷長い間持っている病気があります
※『避難者登録カード』は、言語リストの14言語に対応しています。同カードにチェックしてもらった内容は、避難所運営責任者に引き継いでください。
避難所で必要となる場所や配給時間、注意書き等を多言語で示すための張り紙です。印刷してご活用ください。
やさしい日本語 | 英語 |
スペイン語 | ポルトガル語 |
中国語 | ベトナム語 |
インドネシア語 | |
避難所についての説明や心構え、翻訳アプリの紹介等が記載された避難所ガイドラインがあります。
また裏面の緊急・救急メモは、災害が起こる前に書いておき、避難するときに持っていくことでスムーズに自分の情報を伝達することができます。
英語 | 中国語 |
スペイン語 | やさしい日本語 |
外国人が日本で生活するために必要な生活情報を多言語でお知らせしている「外国人生活支援ポータルサイト」があります。サイト内の「緊急・災害」のページ<外部リンク>に災害に関する様々な情報が掲載されています。
同サイト先からダウンロード可能な多言語版の「生活・就労ガイドブック」第10章「緊急・災害」の災害や避難の項目なども参考にしてください。